気を付けて!介護保険はすぐに使えない!

介護保険制度

こんにちは! クボタウンです。

いざ介護保険の利用が必要な時、さまざまな関門が皆さんの前に立ちはだかります。

はっきりお伝えします。介護保険は すぐには使えません。 

ぜひ介護保険利用の際に困らないように予習をしておきましょう!!

介護保険申請

母親が庭先で転んで足の骨を折ってしまい入院した。病院から退院するにあたってお医者さんから「介護保険をを申請したほうがいいですよ」と言われたが、どうすればいいんだろう。市役所に介護保険課があるから相談に行ってみよう。

ここでまず第一の関門です。介護保険を申請するため、市役所へ訪問した際、

ある保険者(市)では介護保険申請を拒むところがあります。

それくらいの状態では介護保険の認定は受けられませんよ。

と、さらっと言われます。笑  介護保険の認定申請は権利です。

市の窓口で断られることはあってはならないことです。

本当に利用する必要があれば強気でいく必要があります。

(※若しくは包括支援センターに相談しましょう)

認定調査

市役所へ行って介護保険を申請した。認定調査 というのを受けて今の身体の状態をみてくれるみたい。これで介護保険が利用できるようになるのかな。

第二の関門です。認定調査は介護認定を受ける上で必ず必要なものです。認定調査員 が病院、自宅へ訪問し身体状況、介護状況 などを確認します。

・お名前を教えてください。

・生年月日を教えてもらえますか?

・立ち座りはできますか?

・トイレには行けていますか?

・外出はどうされていますか?

など様々な質問(必要であれば実際に動いてもらう など)がされます。

ここでどうでしょうか。あなたのお父様、お母様は見栄を張って、いつも以上に頑張って

お話しをしたり、動いたり、家族が普段見ているそれとは別人のように

張り切って調査に臨んでしまうのです。

調査員は様々なチェック項目をもとに、できる・できない の判断をしていきます。

張り切って頑張ってしまう・・わかりますか?

最悪認定結果 介護保険 非該当 と出る可能性だってあるんです。

せっかく介護保険を申請できたのに、認定調査の結果、非該当になってしまう。

これは最悪のケースですが、実際起こりうることです。

調査後のお父様、お母様は頑張って動いたので、グッタリ・・。何のために介護保険申請したのか。

介護保険の認定を受けたいのであれば、頑張りすぎず、普段のように、見栄を張らず、調査を受けることが必要です。

家族から調査員に現在の窮状を伝えることも必要です。

認定が出るまでの期間

認定の調査も済んで、あとは介護保険証が届くのを待つだけになった。いつくらいに届くのかしら。

通常は介護保険を申請してから 1カ月程度 で介護保険の認定結果、認定内容が記入された

介護保険証が手元に届きます。          ・・・通常は、 です。

今はどうでしょうか?

平気で1カ月半 、 認定結果が出るまで 2カ月 掛かることもあります。(実際にありました。)

介護保険の認定を受ける方は年々増加しています。年を追うごとにご高齢の方は増えていきます。

しかし市役所の職員数は増えません。極論、手が回っていないのです。

こうなるとお判りでしょうが、いざ介護保険を利用したい時に介護保険は利用できないのです。

介護度がわかっていないと担当してくれるケアマネジャーもサービスの調整が難しくなります。

本当は必要なサービスを組むことができず、限度額を越えない程度を想定してしか

サービス利用ができなくなってしまいます。

おわりに

いざ必要な時に介護保険はすぐに利用できない制度です。

誰かに必要だと言われる前に自身で事前に動いてもらうしか、これを避ける方法はありません。

介護保険を利用することで実際どんなサービスが利用できるようになるか

ぜひご自身でも調べてみていただきたいです。

いざ自分の親が介護が必要になった時、

大変な思いをしないようにぜひ下準備をしてもらいたいと思います。

以上、ありがとうございました!

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